神奈川県・日本(2025年8月01日)– 米海軍厚木航空施設(厚木基地)は、2025年9月6日に恒例の盆踊り大会を開催する準備を進めている。今年で64回目の開催となる。
盆踊りは、日本の伝統的な夏の踊りの祭りであり、お盆の時期に行われる行事である。音楽や踊り、食を通じて地域の人々が集うこの祭りは、約500年前から続く長い歴史を持っている。
厚木基地での盆踊りの歴史は1959年に遡る。この年、基地内で初めての盆踊り大会が開催された。
厚木基地司令官ニコラス・ルクレア大佐は、「毎年盆踊りを開催しているのは、文化交流を通じて地域の皆さまと交流し、感謝の気持ちを伝える素晴らしい機会だからです。このイベント(盆踊り)は今や大切な伝統となっており、これからも継続して開催していきたいと考えています。」と話す。
1959年の初開催以来、厚木基地は2020年と2021年のCOVID-19パンデミックによる中止を除き、毎年欠かさず盆踊りを実施している。
厚木基地の盆踊りは、日米両国の文化が融合したユニークなイベントである。これまでに、ジャズやスウィングバンド、映画上映、野球大会、トランポリンショーなど、様々なアメリカ文化のエンターテインメントが披露されてきた。一方で、花火、太鼓演奏、阿波踊り、盆踊りなどの日本の伝統的な演出は、60年以上変わることなく続いている。
Bon Odori (盆踊り) は踊りと文化交流を通して、基地と地域コミュニティとの結びつきを築いてきた。長年にわたって、基地の人々と地元の人々が共同で踊りの輪に加わっている。
綾瀬市役所を代表して、綾瀬市基地政策課 中島邦彦課長は、盆踊りで共に踊ることの文化的重要性について、「日本の文化である盆踊りを一緒になって踊るということは、言葉は通じなくともコミュニケーションが図れるものだと思います。」とコメントしている。
この「共に踊る」伝統は、盆踊りが始まった当初から受け継がれている。1960年代初頭に厚木基地の司令官を務めたウィリアム・C・ブライアン大佐は、1962年の盆踊りに先立つ基地ニュース記事の中で、隊員やその家族に参加を呼びかけていた。
「日米の友人や隣人たちと触れ合い、美しい日本の盆踊りを学びましょう。」
市長をはじめとする地元自治体の方々は、初期の頃からこの祭りに招待されてきた。記録によると、1964年の盆踊りでは、大和市と海老名市の市長が歓迎の挨拶を行ったとされている。
大和市の古谷田力市長は、「厚木基地の盆踊りは、毎年、多くの人が訪れる大変賑やかなイベントであり、私も、司令官をはじめとした基地の皆様や地域の皆様にお会いできることを、いつも楽しみにしています。今後も相互の理解を深めるため、こうした機会を通じて、顔の見える関係を積極的に築いていきたいと思います。」と語った。
厚木基地は、64回目を迎える今年の盆踊りに向けて準備を進めている。このイベントは、米海軍と地域社会との間に築かれた友情と文化的な敬意を象徴するものである。伝統、音楽、踊りを通じて、単なるお祭りではなく、60年以上にわたる「結束・尊敬・パートナーシップの歴史」を祝う機会でもある。
厚木基地は、9月6日に開催される盆踊りに、すべての皆様をお迎えし、この受け継がれてきた伝統行事を共に楽しむことを歓迎している。
厚木基地は、米海軍第5空母航空団(CVW-5)、第51対潜ヘリコプター飛行隊(HSM-51)をはじめとする全23部隊の作戦準備態勢を支援するとともに、物資補給、調整、サービスの提供を担っている。
「本記事は、米海軍厚木航空施設 広報担当職員の翻訳支援、および著者に代わっての地元自治体との連絡調整の協力により作成された。」
English version: https://www.dvidshub.net/news/544466/naf-atsugis-bon-odori-six-decades-tradition
Date Taken: | 08.01.2025 |
Date Posted: | 07.31.2025 21:57 |
Story ID: | 544467 |
Location: | KANAGAWA, JP |
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